第1話:雨の筑波で見えた“ほころび”「前日の好タイムに気持ちが緩んでしまった」

10月26日、筑波サーキットで行われたロードスター・パーティレース。雨で、空気の湿り気と視界の白さが、いつもの筑波とは違う緊張感をまとっていた。
ただ、「今日はいける」と思っていた。
理由は前日の練習走行の後半、路面が乾き始めたタイミングで好タイムが出た。「明日の予選はポールポジション獲れそうだ」。心に油断が入り込む。
しかし予選は4位。走っている最中から、「曲がらない」。しっくりこない感触が続き、タイムシートを見た瞬間、がっかり。
決勝前、レース仲間に「これ大丈夫?」と言われて、ようやく状況のまずさに気づいた。左前タイヤのトレッドの一部が剥がれていたのだ。筑波でいちばん負担がかかる位置だ。
トレッドが剥離したタイヤで継続するかスペアに交換するか

スペアタイヤは用意していたので交換することにした。ところが、「パーティレースのルールで交換すると最後尾スタートになる」ということを技術員から教えられた。どうする? 正常タイヤで30位スタートか、剥離タイヤで4位スタートか。
以前にも最後尾スタートをやらかしたが、前走車を抜いても抜いてもトップが見えてこなかった。この時点ですべてを理解した。結局、剥がれたままのタイヤを使うことにした。
前日の“好タイム”に浮かれて、気持ちをゆるめていたのだ。こうしたことは今回だけではなく、自分自身、よくあるケースだ。走るときだけでなく、走っていないときも集中力を高めて、クルマの状態を把握しなければならないのだ。そういう自分の悪癖がまだ抜けていないと、改めて感じた。
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