ロドマスにもパーティレース仕様で対応可能
ソウルレッドの新型マツダ ロードスター NR-Aが手元に届いた。6月26日に袖ケ浦フォレスト・レースウェイで開催される第14回ビースポーツ・ロードスター・マスターズ(通称ロドマス)に向けて、調整の真っ最中だ。
40歳から始められる“大人のモータースポーツ”に参戦するには、パーティレースと同様のレギュレーションをクリアしつつ、勝負できる仕様に仕立てる必要がある。
レギュレーションの基礎:パーティレース準拠

ロードスター・マスターズ(ロドマス)の車両規則は、基本的にロードスター・パーティレースIII(PR-III)車両規定に準拠している。したがって、以下の主要ポイントは両シリーズ共通だ。
安全装備:6点式ロールケージ(45mm径)とJAF基準適合バケットシート必須
足まわり:キャンバー・トー・車高の上限値はPR-IIIと同一(フロント-2.0°/リア-3.0°など)
パワーユニット:エンジン内部・ECUはノーマル。吸排気系や冷却系の性能アップを目的とした改造は禁止
車重/タイヤ:最低車重、純正サイズの195/50R16タイヤ使用といった制限も共通
つまりロドマスに出るなら、PR-IIIのレギュレーションブックをそのまま“虎の巻”にすればOK。追加規定はほぼ無いので、今回はPR-IIIの範囲内で攻めるという前提でセットアップを進めている。
ロールバー:45mm化とパッド職人の苦悩

ロードスター NR-Aの純正指定ロールケージ径がこれまでの40mmから45mmへと大型化された。おかげで既存の40mm用ゴムパッドはそのままでは巻けず、メカニックはカット→貼り合わせ→成形の三段活用で大奮闘。
パッドを巻くのに相当な時間を要することになってしまった。径を太くするのは良いが、それに合わせてゴムパッドのことも考えてほしかったところだ。
とはいえ安全は最優先。バー径アップとパッド増量で剛性と保護性能は確実に向上した。
バケットシート:TEZZO NR-A専用キットの実力

ちなみに運転席は、道路運送車両の保安基準およびJAF国内競技車両規則第3編第5章第9条4.9「座席」を満たしたバケットタイプを装着することが義務付けられる。
また、助手席も同様のバケットタイプを装着することが認められる。ただし、シートの車体フレームへの直付け(スライド機構無)は認められない。
今回導入したのは「TEZZO ロードスター NR-A専用バケットシートキット」。車検対応の軽量ライトグレーシェルにイタリアンレッドの表皮を合わせ、TEZZOのロゴを入れた。公道でもサーキットでも理想的なドライビングポジションが取れる。
そして3インチハーネス対応のショルダーベルトホールとアンチサブストラップ用ホールを標準装備し、サイドサポートは3点式ベルトが通せる高さに抑えられ、日常使用の乗り降りもイージーだ。
重量は純正シートが 実測13.8kgだったの対し、TEZZO ロードスター NR-A専用バケットシートキットは11.2kg(シート 6.0kg + レール 5.2kg)で、片側約 2.5kgの軽量化に成功している。
軽量化は運動性能に直結するだけに、助手席側も同モデルに換装する予定だ。ポイントは適切なサイドサポートの高さだ。サイドが高いシートだとサポート性は上がるが、公道走行時の3点式ベルトの効果が減退してしまうから要注意。
アライメント:規定ギリギリの攻め設定はNG

ロードスター・パーティレースIII規定では、レース後を含め静止時キャンバー上限がフロント-2.0°/リア-3.0°。接触によるズレ以外は考慮されないため、上限値まで調整してしまうとレース車検のときに失格となるリスクがあるから要注意だ。
車高はダンパーのCリングを前後とも最も低い溝にセットするのが推奨セッティングだ。
僕のToDoは「やれることから片付ける」が合言葉。作業を寝かせた瞬間、あっという間にレース当日がやって来る。かなり余裕を見ておかないとレース本番に間に合わない。
ブレーキパッドやアクセルにノンスリップペダル取り付けなどやることは山盛り。いったいどこまで準備が進むのか、進まなかったかは、今後レポートしていく予定だ。
2025年ビースポーツ・ロードスター・マスターズ日程
|
Rd. |
開催日 |
会場 |
周回数 |
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第13回 |
4月17日(木) |
筑波サーキット |
12周(約25km) |
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第14回 |
6月26日(木) |
袖ケ浦フォレスト・レースウェイ |
11周(約27km) |
|
第15回 |
12月4日(木) |
袖ケ浦フォレスト・レースウェイ |
11周(約27km) |
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