フィアット500の“定番故障”を実例解説! デュアロジック、水漏れ、センサーエラーの修理と対策を3台持ちオーナーが語る(書き手:高桑秀典)
2025.06.27
いろいろ起きるが、それも含めて同じクルマの3台体制は楽しい!
新車で買った前期型/4気筒のフィアット500C(2011年式/1号車/屋根開き白チンク)を所有しつつ、2023年に後期型のツインエア(2016年式/2号車/白ホイール白チンク)を増車し、今年になってから前期型のツインエア(2012年式/3号車/黒ホイール白チンク)まで迎え入れたわけですが、やはり、3台ともちょこちょこ壊れるようになってきました。2号車となる2016年式ですら9年落ちなので、まあ、仕方ないですね。
1号車である500Cの直近のトラブルはデュアロジックの不具合で、走行距離が9万9500kmを超えたあたりからリバースに入れたときの反応が明らかに鈍くなってきたので、転ばぬ先の杖でユニットごとアッセンブリー交換してもらいました。
その他、テールランプの電球切れが定期的に発生しますが、そのぐらいの不具合は自分で対処しており、毎回アマゾンで買った新品の電球をDIYで取り付けています。
2号車は冷却水漏れが発生
我が家に来てからノントラブルだった2号車は、昨年末に冷却水漏れを起こし、年始にサーモスタットハウジングを交換してもらいました。
ちなみに、この部分のホースユニオンは樹脂製なのですが、新品を入手してもらったら金属製に変更されていました。樹脂製を止めて金属製になったということは、割れて冷却水がジャバジャバ漏れるケースが世界各国で頻発しているのかもしれませんね。
3号車は電気系にトラブルが多発
3号車はバッテリーターミナルに接続されているアイドリングストップ・システムのセンサーが5月になってから突然エラーメッセージを出すようになり、それによってエンジンチェックの警告灯まで煌々と点くようになったので、これも新品と交換してもらいました。
YouTubeで紹介されていたトラブル克服法(バッテリーとセンサーをつないでいるコネクターを外し、端子にKUREの5-56を吹きかけるという超~簡単な復活方法)を試してみたら、すんなりエラーメッセージが消え、エンジンチェックの警告灯も点かなくなったのですが、3号車は今年の9月に車検なので、このタイミングで交換してみて、様子をみることにしました。いまのところ大丈夫そうです。
複数台持ちは車検時期にご注意
あー、今年は3号車の車検かぁ~と思い、ふと「2号車は、いつだっけ?」と確認してみたら、今年の6月の初めが車検の期限でした……。
危うくスルーするところだったので、気づいてヨカッタです。アブナイあぶない。
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