【2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー】太田哲也が語る上位5台の評価軸と本音寸評

  • 太田哲也
2026.01.01

太田哲也のベスト1:スバル フォレスター

高桑:選考委員別配点表を拝見すると、太田さんがどのクルマに高得点を入れたのかが一目瞭然ですね。改めて、太田さんが1位に選び、実際に2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したスバル フォレスターから5位にしたプジョー3008の寸評をお聞かせください。

太田:フォレスターは、自転車保護エアバッグをいち早く採用した点が象徴的でした。Aピラーへの頭部衝突という現実に向き合い、重量増や燃費悪化より「守るべきもの」を優先した姿勢に共感。これは加害者になる不安を抱えるユーザーの気持ちにも応える決断です。走りは安定性と楽しさが両立し、安心と愉しさを同時に味わえます。

次点に食い込んだ復活の名車:ホンダ プレリュード

高桑:続いて2位として選んだホンダ プレリュード。実際に2位でした。

太田:プレリュードは、ミニバンや軽、SUVが主流の時代にあえて2ドアスポーツクーペを出してきた点に強く共感しました。車名復刻モデルですが、単なるレトロではなくハイブリッド化で新しい楽しさを追求。電気モーターでも無機質に終わらず、オーナーの気持ちを高揚させる走りを実現しています。人生に彩りを添え、そして街の風景すら変えてしまう力を秘めた一台です。

3位に選んだのは韓国製EV:ヒョンデ インスター

高桑:続いて3位として選んだヒョンデ インスター。実際には6位でした。

太田:インスターは、日本市場に真正面から向き合っています。右ウインカーレバー化だけではなく、足まわりまで日本の道路事情に合わせてセッティングを見直し、「合うものを届ける」という姿勢が明確です。デザインも独自の発想が詰まっていて、クルマとしてのアイデアが豊かで面白いと思いました。

新しい発想を4位にチョイス:トヨタ クラウン(エステート)

高桑:続いて4位として選んだトヨタ クラウン(エステート)。実際には3位でした。

太田:クラウン(エステート)は、「クラウンで車中泊!?」と思いますが、新しい発想でオーナーの活動領域を一気に広げてくれそうな一台。仕事にも遊びにも使い方が無限に浮かび、所有することでアイデアが湧いてきそうです。乗り心地、操縦性、安定性のバランスも良く、フラットライドで静粛性も高いです。

太田哲也的ベスト5:プジョー3008

高桑:前半最後の一台は5位として選んだプジョー3008。実際には8位でした。

太田:3008は、外観だけではなく内装デザインの魅力も際立ちます。クルマは乗るたびに目にする内装こそ大事だと私は考えていて、3008は小径ステアリングの独特の握り心地やコックピット感のある斬新な造形が日常を豊かにしてくれそうです。平凡に収まらないデザインの優位性を感じる一台だと思いました。

高桑:ありがとうございました。残りの5台は寸評の後半でご紹介しましょう。

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