アルピーヌA110オーナー必見:POTENZA S007Aの相性インプレ|静かで快適、それでいて“芯はスポーツ”

  • 太田哲也
2025.12.05

アルピーヌA110 × ブリヂストン POTENZA S007A

通勤でアルピーヌA110を使っている。すると、“乗り味の質”が気になってくる。

「レーシングドライバーだからハイグリップ一択だろう」と思われがちだが、実際の僕はそうじゃない。むしろ路面とのあたりのやわらかさや静粛性を重視し、REGNOのような“上質系”タイヤを好んできた。

ところが、A110用でREGNOに合うサイズが見つからない。というか、ほとんど選択肢がない。サイズが合ったのが、ブリヂストン POTENZA S007Aだった。

S007Aは高剛性サイド補強と専用コンパウンドを使い、ドライでのハンドリングを向上させつつ、マルチラウンド・ブロックでウェット性能も高めている。

仕様だけを見ると“しっかり仕様で”僕の好みと少しずれているように思えた。だが実際に装着して走り出してみると、意外にも良かった。

コンフォートを譲らず、スポーツカーの芯を残すタイヤ

スポーティさを損なわずにコンフォート性能がきちんと織り込まれている。軽く驚いた、と言ったらエンジニアに失礼かもしれないが、印象は確かに良かった。

スピードを上げていくと、しっかり感が安定感につながる。スポーティ寄りで走行音も大きいのではと思っていたが、予想よりも静かで、とくに高速道路では乗り心地が良い。それでいて荷重をしっかりかけると、タイヤ全体が路面を掴みにいく感触が伝わり、グリップしている安心感がある。

僕のA110にはTEZZOの車高調を装着している。ガチガチには振らず、車高を落とし姿勢安定性を高めつつ、路面のあたりの柔らかさを残す味つけだ。S007Aとの相性は良く、ゴツゴツしないのにステアリングの手応えがあり、“いまスポーツカーを操っている”という実感が程よい強さで返ってくる。

REGNOはステアリング操作がもっと“しっとり”だが、S007Aは切った分だけ直に手に返ってくる。その分、スポーツ感と爽快感がある。

A110に装着すると、“コンフォート寄りのタイヤ”というより、“スポーツカーの芯を損なわないコンフォートタイヤ”。そんな立ち位置がしっくりくる。

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