アルピーヌA110 × ブリヂストン POTENZA S007A
通勤でアルピーヌA110を使っている。すると、“乗り味の質”が気になってくる。
「レーシングドライバーだからハイグリップ一択だろう」と思われがちだが、実際の僕はそうじゃない。むしろ路面とのあたりのやわらかさや静粛性を重視し、REGNOのような“上質系”タイヤを好んできた。
ところが、A110用でREGNOに合うサイズが見つからない。というか、ほとんど選択肢がない。サイズが合ったのが、ブリヂストン POTENZA S007Aだった。
S007Aは高剛性サイド補強と専用コンパウンドを使い、ドライでのハンドリングを向上させつつ、マルチラウンド・ブロックでウェット性能も高めている。
仕様だけを見ると“しっかり仕様で”僕の好みと少しずれているように思えた。だが実際に装着して走り出してみると、意外にも良かった。
コンフォートを譲らず、スポーツカーの芯を残すタイヤ

スポーティさを損なわずにコンフォート性能がきちんと織り込まれている。軽く驚いた、と言ったらエンジニアに失礼かもしれないが、印象は確かに良かった。
スピードを上げていくと、しっかり感が安定感につながる。スポーティ寄りで走行音も大きいのではと思っていたが、予想よりも静かで、とくに高速道路では乗り心地が良い。それでいて荷重をしっかりかけると、タイヤ全体が路面を掴みにいく感触が伝わり、グリップしている安心感がある。
僕のA110にはTEZZOの車高調を装着している。ガチガチには振らず、車高を落とし姿勢安定性を高めつつ、路面のあたりの柔らかさを残す味つけだ。S007Aとの相性は良く、ゴツゴツしないのにステアリングの手応えがあり、“いまスポーツカーを操っている”という実感が程よい強さで返ってくる。
REGNOはステアリング操作がもっと“しっとり”だが、S007Aは切った分だけ直に手に返ってくる。その分、スポーツ感と爽快感がある。
A110に装着すると、“コンフォート寄りのタイヤ”というより、“スポーツカーの芯を損なわないコンフォートタイヤ”。そんな立ち位置がしっくりくる。
▽アルピーヌA110のその他の記事もご一緒にどうぞ
・アルピーヌ A110 リネージ、タイヤ選択肢が極めて少ない問題と解決策を探る
・街乗りでも映える! アルピーヌ A110カスタムの魅力とは? コンプリートカーや安全対策まで、A110オーナー必読
・現行アルピーヌA110は旧車のような心構えが必要!?
・アルピーヌA110にマッチするマフラーとは?
・通勤のアシ、アルピーヌA110を再びモディファイ













