マツダロードスターNR-A真夏のサーキット、暑さ対策

2024.08.02

連日猛暑が続いているが、この夏もマツダ ロードスター NR-Aでサーキットを走っている。僕はが好きで、気持ち的に楽しく、アクティブに動く気分となるからだ。先々週(715日からの週)も練習走行で筑波サーキットに行ってきた。

茨城県・筑波サーキットは本当に暑い。気温37℃、路面温度は60℃を超える。現役時代に乗っていたグループCカーは、温室形状で車内が恐ろしく暑くなる。6070℃くらいかな。ロードスターは屋根が開くのでCカーよりも涼しいけど、それなりにい。現役の時と違って、今は高齢者だし。

外気温が高いとエンジンも熱くなってしまい、パワーダウンしてしまう。そこで数周走るとエアコンのヒーターをオンにして、エンジンルーム内の熱気を車内に引き込むことでパワーロスを軽減できる。耐火仕様のレーシングスーツを着ている身には当然のことながらとても暑い。一般的に考えれば、バカみたいな話だが、そんなことまでやってサーキットを走っているのだ。

でもこのバカげた行為にも、自分なりに「意義」を感じている。それは僕の予想だと35年後の日本は、もっと暑くなるはずで、いまのうちに暑さに慣れておくことが重要だと考えている。

療養中に感じたことだが、人間の身体は環境に適応していく機能がある。実際に自分の体に起こった「奇跡」を目の当たりにして、トレーニングをすることで「改造」されていくといってもいいだろう。

3ヵ月ぐらい経てば、汗をかいてもミネラルが流出し過ぎない体に「改造」され、暑さにも対処できるようになるはずだ。これは科学的に立証されている。

とは言え、僕は身体の40%が汗をかけなくなっているので、暑さへの対策を何もしないでコースインすると生命の危機を招くことになるので、身体を冷やしながら走るようにしているのだ。

現役時代に乗っていたレーシングカーは、車内に搭載したアイスボックス内の冷たい水が身体の表面を循環してくれるクールスーツを装備していたさすがにアマチュアのレースでそれと同じことをするのはやりすぎな気がして、もっと原始的かつシンプルに、保冷剤をポケット入れることができるメッシュのベストを着用している。

首の後ろと脇の両側を冷却できるベストと身体の前側で心臓を冷却できるベストの2つを重ね着し、さらに首の周りを冷却できるネッククーラーも身につける。背中も保冷剤で冷却したいところだが、シートポジションがズレるので採用していない。

練習走行時は、予めクーラーボックスの中に保冷剤をたくさん入れておいて、走るたびに保冷剤冷たいモノと交換するようにしている

保冷剤も装着直後は冷たいが、走り出すとすぐに「効果があまりないな」と感じるようになるのだが、降りて触ってみると、まだ冷たいので、走行中は相当に体温が上がっているのだろうと推測している

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