僕はオリジナルにこだわらず“レストモッド”で行こう
クルマの楽しみ方は、いま大きく変わろうとしている。
新しさを求めるだけではなく、“過去をどう扱うか”という方向へ。
そのヒントは、今年の東京オートサロンにあった。
トヨタのランクルのように、往時のデザインを現代のクルマとして楽しめるモデルが支持されているのも、その流れのひとつだろう。新しいのにどこか懐かしい。そうした価値が受け入れられている。
カスタムの手法としても同じだ。新しいものを旧く見せるやり方と、旧いものを現代の技術で新しくするやり方。いわゆるレストモッドである。どちらも共通しているのは、「昔」に価値を見出しているという点だ。
シンプルながら時代の雰囲気を感じさせる世界
「昔」には、シンプルでありながら成立していた世界があった。デジタルが当たり前になったいま、その時代の雰囲気に惹かれるのは自然なことだと思う。
僕自身、その流れの中にいる。
最近手に入れたBMW2002ターボは、オリジナルに忠実なレストアを目指すのではなく、雨の日も暑い日も普通に乗れる現代的なクルマにしていきたいと考えている。ただし、すべてを新しくするわけではない。丸目2灯や4灯のフロントマスク、その表情は残したい。あの顔にこそ、このクルマの魅力がある。
どう乗るかが問われる時代
オートサロンを見て、その方向性に確信を持った。
昔のまま保存するのではなく、今の時代の中で使える形にする。
レストモッドという考え方が、ようやく自分の中で腑に落ちた。
クルマの価値は、“どれだけオリジナルか”だけでは決まらない。
これからは、“どう乗るか”が問われる時代になるのだと思う。
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