【オートモビル カウンシル2025】ネオヒストリックの波と価格高騰に驚いた! カーライフイベント潜入記
2025.05.07
輸入車が中心の旧車イベント「オートモビル カウンシル」
会場に足を踏み入れた瞬間、目に飛び込んできたのは中古車からネオヒストリックに昇華されたクルマたちと、堂々と掲げられた“値札”の数々だった。
4月11日~13日、幕張メッセで開催された「オートモビル カウンシル 2025」。
2016年に始まったこのイベントは「3日間だけの夢の自動車博物館」をコンセプトに、「クルマを超えて、クルマを慶しむ」をテーマに成長を続け、今回で記念すべき10回目を迎えた。
しかも今年は、9~11ホールを使って運営され、全体のスケール感が根本的にバージョンアップした感あり。
来場者数4万以上(12日、13日の公開日は入場待ちの列!)で、人気なイベントに成長していた。
ネオヒストリックの新しい流れ
先日行われた「ノスタルジック2デイズ2025」がおもに国産車主体で親しみやすい雰囲気だったのに対し、こちらは輸入高級車が多く出展。
個人的に気になるジャガー Eタイプも展示されていたが、そうしたクラシックカーに混じって、ついこの間まで自分が愛車として乗っていた2000年代のアルファ GTVなどが「中古車」から「ネオヒストリック」に「ステップアップ」を果たし、価値上昇していることに驚愕!
ここは単なる展示ではなく、展示即売会の様相を呈している。もっとも、たとえ買う気はなくても、価格表示パネルをのぞくだけで楽しい。
・・・もっとも、こうして堂々と値札がつくと、周りの売り手たちも「あれ、ウチのもこんなに高く売れるかも?」なんて意識し始めるようだ。オートモビル カウンシルの展示車が増えている理由もそこにあるのかもしれない。
クルマの楽しみを、さらに広げる
それ以外にも、トークセッションやアート展示、音楽プログラム「MUSIC MEETS CARS」など。「クルマの楽しみ」をさらに広げる新たな試みがされていたのが印象的だった。
またマニアなら夢中になる、当時のカタログやミニカーの販売もあり、クルマを買うことはしなくても、何らかのお土産を持って帰ることができるのもうれしい。
記念すべき10年、もっと光れ
量より質を意識して、初回からぶれずに追求してきた方針が良かったと思う。
自動車メーカー各社のDNA、ヘリテージ、そしてそれを扶養するカルチャーとの融合。これらを大切にするスタンスは、これからのクルマ文化を強く支えてくれるに違いない。
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