未来の足グルマはこれに決定!? しかしボルボ EX30に乗ると心配になることが・・・

2024.11.22

期待していなかったが・・・

ボルボのピュアエレクトリック・コンパクトモデル「EX30」に試乗してきた。

正直に言うと、最初は「ボルボ史上最小のSUV? なんだか小さいのか大きいのかよくわからん」。

期待していなかったが、いざハンドルを握ってみると、その印象が一変。乗り心地は滑らかで、ボディのコンパクトさは都内での運転にピッタリ。

「これ、自宅周辺の足グルマにちょうどいいかも」

それでも気になるEVの現状

とはいえ、出来のよいEX30に影を落とすのが、最近のEV市場の動向だ。

たとえば、中国製のEVがアメリカに輸入できないという政策問題や、EV全般の売れ行きの鈍化など、EVは厳しい局面に立たされている。

この先、EVがどう進化していくのか、目が離せない。

サステナブルの本気度がスゴい!

EX30のもう一つの特徴は、徹底したサステナビリティへのこだわりだ。

エクステリアには、アルミニウムの約25%、鉄鋼やプラスチックの17%がリサイクル素材。さらに、インテリアのデコラティブ・パネルには30%の再生プラスチックを使用しているとのこと。

ここまでくると、「これ、もうほとんど走るエコバッグじゃない?」と思わずにはいられない。

ちなみに、ホンダもN-VAN e:という軽商用EVでリサイクル材を使ったバンパーを採用するなど、サステナブルな取り組みが増えてきている。

クルマ業界、ついに「持続可能なデザインバトル」に突入かもしれない。

カギ?サイドブレーキ?そんなのいらない時代へ

試乗中、一番驚いたのは、カギをかけたりサイドブレーキを引いたりする必要がない点だ。

つい「え、カギロックしたっけ?サイドブレーキは?」と気にしてしまったが、これって無駄な心配。

EX30がすべてを自動でやってくれるのだが、心配でならないオレってもはや昭和の遺物か。

でも、これに慣れてしまうと、他のクルマに戻るのが厳しいかも。

僕の場合は、EX30を今すぐ足グルマにすると、他の愛車に乗ったとき、カギをかけわすれそうで、それも心配だからだ。

足グルマ導入はもう少し先かな?

〇スペック
ボルボ EX30
●全長×全幅×全高:4,235mm×1,835mm×1,550mm
●ホイールベース:2,650mm
●車両重量:1,790kg
●電動機(モーター):永久磁石同期電動機
●最高出力:200kW(272PS)/6,500-8,000rpm
●最大トルク:344N・m/5,345rpm
●駆動用バッテリー:リチウムイオンバッテリー
●総電力量:69kWh
●トランスミッション:1速固定式
●サスペンション:前/マクファーソン式
       後/マルチリンク式
●ブレーキ:前後/ベンチレーテッドディスク

〇プライス
ボルボ EX30 Ultra Single Motor Extended Range  ¥5,590,000~

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