ルノー・メガーヌR.S.とシビック・タイプRの走りの共通点とは|試乗インプレッション

2025.10.18

大磯ロングビーチでルノー・メガーヌR.S.を試乗

JAIA(日本自動車輸入組合)主催で多くのインポーターが試乗車を用意してくれる「輸入車試乗会」に参加した。会場は神奈川県にある大磯ロングビーチ。単独のインポーター主催の試乗会と違って、一日に別のブランドを比較試乗ができる点でありがたい。
いつもの定番ルートとして使っている大磯の市街地や山坂道を走ってきた。

マスメディアではEVの話題ばかりだが、個人的には現実的にはまだまだだと思っていて、このクルマってどうなのかな?もしくは、このクルマ、欲しいな、と思ったモデルを選んだら、全部内燃機だった。というわけで、デザイン的にも機能的にも僕自身が気になるクルマに乗ってきたということだ。

量産FF車最速の記録を更新した走りとは?

ニュルブルクリンクの北コースにおいて何度も量産FF車最速の記録を更新したルノー・メガーヌR.S.だ。もしかしたらこれが最後の「R.S.」かも?という思いを込めて山坂道を走る。操縦安定性が高く、それでいて思いのほか乗り心地がいいので、通勤にも使えると思った。

その理由のひとつは、前輪だけでなく後輪も操舵することで旋回性能や安定性の向上に寄与する4コントロールを装備していること。それでアンダーステアが抑えられ、後ろ足をガチガチにしなくても「曲がる」セッティングとなっているからだ。

乗り心地と操縦性のバランスが高い

もう少し説明すると、FF車は特性上アンダーステアが強くなりがちで、それを防ぐためにリアのバネを硬くすることで曲がりやすくすることができるが、そうすると乗り心地がガチガチになってしまいがち。でも、メガーヌR.S.は、4コントロールのおかげもあって乗り心地と操縦性のバランスが高く保たれていた。

「最速FF」を謳う点では日本車でいえばシビック・タイプRも似た立ち位置だ。ルノー・メガーヌR.S.とシビック・タイプRの走りの共通点は、両車がFF(前輪駆動)ホットハッチの頂点を目指して開発された点と、サーキット走行も視野に入れた極限的な走行性能の追求にある。

シビックも昔はガチガチだったが、最近のモデルは乗り心地を重視し始めてきた。スポーツカーでも乗り心地を無視できない傾向にあるということだろう。

☆スペック

ルノー・メガーヌR.S.

●全長×全幅×全高:4410mm×1875mm×1465mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1480kg
●総排気量:1798cc
●エンジン形式:直列4気筒DOHC16バルブターボチャージャー付
●燃料供給装置:電子制御式マルチポイントインジェクション(筒内直接噴射)
●最高出力:221kW(300ps)/6000rpm
●最大トルク:420N・m(42.8kgm)/3200rpm
●トランスミッション:電子制御6速AT(6EDC)
●サスペンション:F マクファーソン/コイル、R トーション・ビーム/コイル
●ブレーキ:F ベンチレーテッドディスク、R ディスク
●タイヤサイズ:前後245/35R19
●使用燃料(ガソリン):無鉛プレミアム

 

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