アルピーヌA110にマッチするマフラーとは?
2024.07.19
ここ最近もアルピーヌA110を通勤のアシとして使っている。A110は毎日乗ることができるデイリースポーツカーなので、日常使用が可能となっているのだ。しかし、クルマ好きから見るとA110はあまりにも乗用車的だといえ、もっと趣味的なカッコよさを付け加えたいと以前から思っていた。
クルマのモディファイポイントといえば、車高調とマフラーが一般的だ。乗用車的なA110のマフラーはエンドの部分が台形で、これがいま流行りのミニバンにありがちな形状だといえる。スタイリッシュなミッドシップスポーツカーなのにマフラーエンドのカタチがミニバン風ではカッコ悪いと思い、その部分を含め、マフラーの理想的な形状を突き詰めたいと考えるようになった。
マフラーを交換したいと思った理由は、もうひとつある。A110は、ノーマル/スポーツ/トラックという3つの走行モードを選択することができ、切り替えはモードセレクターで行う。操作すると、スロットルのレスポンス、パワーステアリングのアシスト量、ギアシフトのプログラム、エンジンのサウンド、ESCの制御などがモードに応じて変更される。
A110の純正マフラーは、スポーツモードにするとエンジンサウンドが切り替わって元気な排気音になる一方で、同時にギアシフトのプログラムも変更されてしまい、低いギアで走る設定となる。そのため、一般道をスポーツモードで走っていると煩わしいと感じることがあり、普段使いだとそれがストレスになったりするのだ。サーキットに行かないA110オーナーの多くは、スポーツモードやトラックモードを頻繁に使用することはないだろう。
静かで、やはり、スポーツモードにしないと物足りない。そこで、ノーマルモードでも気持ちのいい快適な音質で、アイドリング時は控えめながら、アクセルを踏んだら良質な音量となる車検対応マフラーを装着したいと思うようになった。
純正マフラーはエンドの形状も排気音もミニバン的だと思え、ノーマルモードで一般道を走るときに楽しめるマフラーが欲しいと思ったのだ。そこで、A110専用で国内初の新規制加速騒音試験を取得した「アルピーヌA110 lxyスポーツマフラー by TEZZO」を装着してみた。メイク・アンド・トライで完成させた、見た目の迫力とスポーティな音質を両立した車検対応マフラーだ(編※)。
現在はマフラーの加速騒音規制が厳しいが、スポーツモードはもちろん、ノーマルモードでもA110に相応しいサウンドを楽しめるようになっている。ストレート構造で、排気効率がいいこともあり、トルクのあるターボエンジンとミッドシップスポーツカーの相性がいいことも確認できる。
余談だが、A110のスペシャルモデルが出たときにマフラーエンドを確認したら僕のクルマのそれと同じデザインだった。もしかしたらマネされたのかもしれない。
編※:「アルピーヌA110 lxyスポーツマフラー by TEZZO」はルーテシア用を製作した際のノウハウ(手応え)で、エンドへの出し方(取り回しやディテールの形状)まで熟考されており、中央部分で2本出しとなるエンドは最大限に大きく見える外向きカールを採用。アンダーカバーで見えない部分も美しく磨き上げられており、サイレンサーも見所となっている(覗き込んで、よく見てほしい)。
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