ハッサンの水色号/1974年式アルファロメオ GT1600ジュニア/偏愛日記 その29(ライター:高桑秀典)
2023.11.28
水色号に乗って取材に行く催しといえば、サーキットでの旧車レース、戦前車をはじめとするクラシックカーがたくさん走るラリー、そして、新旧の名車が大挙して集まる車両展示イベントに限定されていましたが、去る11月4日に埼玉県の皆野町にある「ぼくらのミナノベース」(11月1日にオープンしたアウトドアサロン)で開催された「MINANO SUNDAY PICNIC 2023」は、ちょっと趣向が異なる旧車愛好家の集まりでした。
というのも、往時に流行ったドライブを伴うピクニックを楽しむ文化を、愛車とマッチした衣装やアイテムなどを持ち寄って再現しましょう、みんなでのんびりとした雰囲気を作り出して楽しみましょう、という趣旨のイベントだったからです。
昨年の5月に日野沢川ふれあい広場(旧日野沢小学校跡地)で第1回目が実施されたので、今回が第2回目で、1年半ぶりの開催となりました。
ワタクシはオシャレをしたり、アウトドアを楽しむタイプの人間ではないので、愛車とマッチしたステキな衣装やアイテムなどを持参することはありませんでしたが(そもそも所有していない!)、愛車の年代に合わせたファッションを見事に着こなしていた他の参加者の皆さんは、時代を感じさせるピクニック用品や、前菜、オードブル、デザートなどをたくさん持ってきていました(びっくりです)。
秩父地域を中心に活動している足踏みオルガンとチェロのコンビ「ミルクオアダーク」の演奏があり、ぼくらのミナノベース内にある地元食材を使ったカフェ「鹿のねどこ」特製のカレーをいただけるなど、サーキットでの騒々しいイベント取材とはまったく異なる時間を過ごすことができました。
英国車のオーナーさんたちが主役のイベントなので、我らイタリア車オーナーたちは全員普段着(笑)で、端っこのほうで楽しませていただきましたが、イイ経験になりました。ありがとうございました!