『injured ZEROプロジェクト Tetsuya OTA 中人数 グループレッスン』を開催!(1)

2020.12.04

僕はジェントルマンレーサーとして、『ALFA ROMEO CHALLENGE』や『LOTUS CUP JAPAN』に参戦しながら、自らドライビングスクールの校長も務め、ジェントルマンレーサー仲間を増やすことに努めている。

僕が校長を務めているドライビングスクールは「injured ZERO」プロジェクトの一環として実施しており、目を三角にしてサーキットを走るのではなく、「安全」に主眼を置いている。

対象はサーキットを速く走りたいと考える人に限らない。クルマ好きなら誰しも愛車のパフォーマンスを知りたいと願うだろうが、実際にアクセルを全開にすることは、公道では危ないし迷惑となる。だから、スクール受講を通じてサーキットで愛車と一緒に楽しんでもらいたいと考えているんだ。

ちなみに、ちょっと固い話だが、関連会社の株式会社スポーツドライビングジャパンでは国土交通省で認定されている「安全運転コンサルティング・メニュー」を実施している。

基本となっているのは、交通事故を減らす為にはクルマや道路の安全性を高めるだけでなく、運転者である「人」の教育や意識改革といった要素も欠かすことができないという考え方だ。交通事故を減らす為には、ドライバーの運転技術やマナー・意識の向上が大切だという「injured ZERO」プロジェクトの趣旨に則り「正しい運転を、楽しく学ぶ!」を合言葉としている。

ドライビングレッスンも想いは同様で、安全への意識を向上させることを目的として開催しているのだ。

 

さて、去る11月8日(日)には、とくに初心者向けの練習に最適な筑波サーキット・コース1000を会場として『injured ZEROプロジェクト Tetsuya OTA 中人数 グループレッスン』を開催した。

当日は22名が参加し、グループレッスン形式で実施した今回も、午前の座学、そして午後の実技を中心としてプログラムを展開した。

僕が校長を務めるのだが、講師として現役ドライバーを迎え座学では、サーキット走行時のマナーと注意点、ベスト・ライン、クリッピングポイント、ハンドルとペダルの運動操作の連携、タイヤの状況把握方法など多岐にわたる解説を行った。

 

実技のプログラムでは、無線を使ったベストラインを学ぶための先導走行レッスンを行い、その後、フリー走行を実施。僕も一緒に走ってパトロールを実施。後ろから見ると、走りがよくわかるんだよね。そして走行の合い間にはアドバイスタイムも設けた。

走行レッスンの後半では、参加者のみんなが見違えるように安定して走れるようになったことがみてとれた。

今後、今回のような中人数 グループレッスンも定期的に実施することで、ジェントルマンレーサー仲間を増やしていきたい。

~12月10日公開予定の(2)につづく~