ロードスター・マスターズ第9回大会:タイヤの虫ゴムに注意!

2024.01.20

千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイを会場として、去る12月6日に2023年ロードスター・マスターズの第9回大会が開催された。

大会前にちょっとした事件があった。会社で事前整備を終えタイヤ空気圧も調整し、自宅に戻って車庫に置いておいた。レース前日の夜に気づいたのだが、車体右側の前・後輪のエアがわずかだが抜けてしまっていた。原因はタイヤの虫ゴムの緩みで、この数十円レベルの安価なパーツの影響で明日は走れるだろうかと心配だった。翌日の早朝、袖ヶ浦フォレストレースウェイに着いて測ってみたら、さらに空気が抜けてしまっていた。先週にタイヤ屋さんで新品タイヤに交換したので、それが原因なのだろう。スペアタイヤは持っておらず、とりあえず主催者に相談してみた。

すると車検委員長と講師K氏が虫ゴム回しを探しまくってくれた。それで増し締めしてくれて、無事問題解決。エアが抜けることなく、その後の練習走行と予選、決勝レースも安心して走ることができたのだった。

一般的にレースでは、主催者がエントラントをサポートしてくれるようなことはなく、逆に整備不良を指摘されたりするものだが、ロードスター・マスターズは他のサーキットイベントとは違ってとても親切にしてくれる。

マスターズっぽいなと思えるシーンは他にもあった。今回、メカニックの予定が合わず、はじめて一人で行ったのだ。事前整備は済ませてきたからとくに大変なことはないと思っていたのだが、ゼッケン貼りや計測器取り付けタイヤ圧調整など、当日にやるべき仕事をタイムスケジュールに沿ってこなしていくのは慣れないと大変なのだった。現役の時は、こうした作業はドライバーの仕事ではなかった。そんな僕の様子を見かねて、普段は強面の車検委員長が親切にも手伝ってくれたのだった。ありがたい!

またドラミでも主催者は「ホワイトラインをカットしないようにしてくださいね」とか「時間に遅れないようにしましょうね」とか選手がペナルティを受けないように、何度も言ってきてくれる。エントラントの最高齢は75歳、若い人は40代なので年齢の幅が広いわけで、若い世代は人によって主催者のそういった配慮を鬱陶しいと思ってしまうかもしれないが、僕を含めた高齢者は、そうした世話を焼きは大歓迎で、今回も人の親切に触れて幸せを感じたのだった。

とは言え、そうした親切に甘んじることはなく、きちんと自立してレースが迎えられるようにするべきだ。少なくともタイヤの虫ゴムは定期的に交換したほうがいい。

 

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