雨の筑波で、ロードスターを走らせるのはぞくぞくする快感

2023.12.16

パーティレースのNDシリーズ戦とNDクラブマン・レースにエントリーしている仲間と筑波サーキットで待ち合わせて、練習走行をしてきた。

いつも午後からの走行で、そのパターンだといつものように7時に起きて、9時半ぐらいに筑波サーキットの周辺のファミレス・ガストに着いて朝食、そしてビジネス書を読んだり、社内イントラに返事したりして午前をのんびりと過ごす。でもこの日はみんなと待ち合わせしていて午前から走ることにしていたので、常磐道出口付近の吉野家で朝定食を食べてすぐに筑波サーキットに向かった。

8時過ぎに着いて仲間と同じピットにクルマを入れて合流、この日の予定は午前中に30分の走行を1本、午後に30分の走行を2本、いつも午後から行っているので1本分多く走ることとなる。体力は大丈夫かな。
当日の天候は雨だった。とくに雨だと降り方によってタイムが落ちるので、基準タイムがなく、いったい自分の走行タイムが妥当なのか遅いのか分からない。しかし仲間がいると、タイムを比べられるので好都合だ。

雨は滑る。それだけスピンしたりコースアウトしたりするリスクは高まるのだが、筑波サーキットは低速コース主体で、かつコースの水はけが良いので雨でも安全性が高い。だから雨が楽しい。何が楽しいのか?というと、タイヤがじわじわ滑る感じを堪能できるのだ。それはあたかもサーフィンのように、波の上を滑り落ちたり波の坂をかけ上るあの何とも言えない足裏に感じるぞくぞくとした感覚が味わえるのだ。高速コースだとタイヤが滑ると怖いが、筑波サーキットぐらいの速度域だと、波とボードがズレていくような感覚が気持ちいい。このシュワーっとした快感は、みんなにも味わってもらいたいなあ。

それにしても改めて今が幸せだと思う。現役の時は雨だとウォータースクリーンで前が見えなくなるし、ストレートでハイドロプレーンが起きてもアクセルを踏んでいかなければならなかった。でも今は怖いと思ったらアクセルを緩めればいいのだ。本番レースであっても同様だ。

さらに雨の日が楽しい理由を記すと、路面がドライだとレコードラインが決まっていて、そこを正確にトレースすることなのだが、雨だと路面が濡れていないところを探りながら走るので、刻々と変わっていく路面状況を見極めながらの走行となる。路面状況の変化に合わせて走るラインを変えていくので、30分の走行枠があっという間に過ぎる。横Gも減るので、体力的にも楽、いつもよりも多く3本も走ったのに体力的に大丈夫でよかった。

 

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