自分のアルピーヌをJPSカラーに!
2023.03.24
アルピーヌA110を普段の足として使っている。
実用的で使い勝手はよいのだが、毎日乗っているうちに「華」がないというか、地味かも?という気がしてきた。エンジンルーム内も実用車のそれで、イタリア車にも乗ってきた僕としては、こちらも地味だな~。インテリアも色気がなく、ステアリングホイールも地味。それでトリコロールカラーのラインを入れたステアリングをTEZZOバレルンガシリーズで作ってみた。ペダルもアルミにしてフランスの国旗カラーの3色仕様に。これらについては、次回にレポートしよう。
その流れで、黒一色のエクステリアに華を加えてみようと思い、ボンネットにラインでも入れてみたらカッコイイかな。色は……、やっぱりゴールドかな。
アイルトン・セナがドライブし、1985年シーズンの第2戦、雨のポルトガルGPで優勝したロータス97Tのイメージだ。エンジンがルノー製だったので、僕の中ではルノーといえばJPSカラーという刷り込みがある。実際にロータス97Tを運転したことがある。あのマシンがセナのマシンだったのか、それともカラーリングを再現したクルマだったのかは、いまとなっては忘れてしまったが。
フルブースト時に最高出力1500ps以上を発生する。ピットロードを出て行くときはエンジンが壊れているのかな?と思うほど吹けないのだが、本コースに入り、アクセルを強く踏むと、一瞬間をおいて爆発したかのようにふけあがる。本領を発揮、あまりにもパワフルで&豹変ぶりに驚いた記憶がある。このピーキーな性格のエンジン特性で滑りやすい雨の中を走るのはさぞ大変だったろうと感心し、セナの凄さを改めて痛感したことは憶えている。
現代のクルマはレースカーやスーパースポーツを含め、パフォーマンスこそ凄いが、総じて乗りやすくなっている。その一方で、安全装置の類いを一切持たない昔のマシンは、サーキットでコース上にとどまるだけでも大変だった。
そんなイメージもあって、ブラック&ゴールドのラインが馴染むはずと思った。
ところが念のため会社にいる女性スタッフ達に聞いてみたところ、ブラック&ゴールドのラインは「本当に貼るんですか~?」という反応だ。
確かにロータス97TやJPSカラーのことを知っていれば「ブラックのルノーにゴールド=いいイメージ」ということになるが、女性やクルマに興味のない層には受け入れがたいのかもしれない。ヤンキー?仏像?そういえばうちの赤のアルファロメオのジュリアにゴールドのホイールを履かせているのだが、それもアルファロメオの歴史を知らない層には変なカラーマッチングだと思われている可能性がある気もしてきた。
しかしひるまずチャレンジ!実際にラインを入れてみた。意外と悪くない。
しかし数日経つと、注目浴びすぎかな。自意識過剰かもしれないが、変なセンスだなと思われているかも。
突き抜けることができず、どうしようかなと、あれこれ悩んでいるのも疲れてしまうので、いっそのこと全部剥がしてしまおうかな。それか、センター部分の太いラインだけを剥がしてみるか?悩ましい。
ラインに関しては、フェラーリやアバルト595、MINIやアメ車などでは車体にストライプをあしらっているモデルがあるが、あれは馴染んでいる。それは、おそらく元ネタがあるからで、そのクルマの歴史やキャラクターとマッチしていることが重要ということなのであろう。アルピーヌA110に限らず、レースの印象が少ないクルマにストライプをあしらうと違和感を持つことになってしまうのかも?
そういうことが分かったので、いろいろ試してみるのはいいことだとも思った。