ビースポーツ ロードスター・マスターズが楽しいわけ

2023.10.27

僕は今シーズンも、マツダ・ロードスターNR-Aで、ビースポーツ ロードスター・マスターズというレースに出ている。「“Race for Life” 40代から始まる大人のモータースポーツ」として、基本的に平日に開催されているロードスター・マスターズでは、年代別のクラス分けを採用していて、40歳~44歳までをM40クラス、45歳~49歳までをM45クラスといったように5歳刻みで10クラスに区分される。一般的なレースは世代を問うことなく順位を競うが、こちらでは同世代との競い合いを楽しめるようになっている。僕は63歳なので、M60クラスだ。

事前にプロに整備してもらってレース当日は友人にサポートしてもらうパターンの参加者と、サーキットにメカニック同伴でやってくる参加者が半々くらいかな。どちらにしても「ガチ」の体制の参加者はいなくて、とにかく和気あいあいとしている。もちろんレースなので抜いたり抜かれたりしながら頑張って走るのもありだが、全体の雰囲気としては順位や走行タイムに一喜一憂せず楽しむ感じかな。
僕自身は、自分の走りは一生懸命走るが、競争相手との抜きつ抜かれつのバトルは頑張らないようにしている。プロのレーサーは全員がギリギリのところで走っているので、ここは抜ける、抜けないといった認識が共通だが、アマチュアレーサーはそのあたりの感覚が個々人で千差万別だ。その認識の違いによる接触事故を回避したいと思っているからだ。

平日開催でタイムスケジュールにも余裕があり、のんびりとした一日を過ごす感じで気楽でよい。参加者は会社の代表や自営業者が多いようだが、あらかじめ休みを取ることで参加可能となってる会社員の人もいる。奥さんや彼女を連れてきている選手もいて、それは正直なところうらやましい。

▽その他のロードスター走行日記も一緒にどうぞ
・サーキットに走りに行くのは、サーフィンに行くのとにている
・サーキット走行はホルモン注射?