試作サスペンションを装着した595に乗り、アルチャレでタイムアタックしてきたよ!
2022.01.12
595はホイールベースが短く、サスペンションのストロークもないので、とにかく乗り心地がよくない。なので、純正よりもしっとりとした乗り味を作ろうと思って、ストリート用のサスペンションキットをを試作してみた。
車高調というと一般的にはモノチューブだが、あえてツインチューブ式を採用。あくまでもストリート用だが、サーキット走行をすると、どんなものなのかと思い、富士スピードウェイで開催されるアルファチャレンジで試すことにした。
アバルト TEZZO 595 RT1に乗るのが久しぶりだったので、事前に袖ヶ浦フォレストレースウエイでとりあえず走ってみて、クルマとしてどんなものなのかを再確認することにした。電子制御を切る。ノーマルよりもやわらかい足。果たしでどんな動きをするのだろう?
アバルト595には電子制御の横滑り防止装置とともに、アンダーステア制御も入っていて、サーキット走行でハンドルを切った状態でアクセルを踏んでも回転があがらない。そのため電子制御のオン/オフスイッチを装着してみた。
改めて595はじゃじゃ馬で面白いクルマだと思ったよ。コーナーの手前でハードブレーキングすると、後輪が左右に暴れる。当然修正舵が必要だ。これは柔らかい足のせいだけではなく、やはり元々がホイールベースが短いことにより、安定性が弱いからだ。そしてハイスピードコーナではアクセルのオンオフで挙動が大きく変わり、アンダーステアが出たりオーバーステアが出たり。重心が高いこともあって、高速コーナーではかなりスリリングだ。
一般的にFF車は、アンダーステアが強い。挙動が安定してるけど、ちょっと退屈。だから個人的には後輪駆動のほうが走って楽しい。でも、595はFFだけど面白いと言える。LSDを装着すると昔のFFのレーシングカーみたい。こういうモデルが現代にもあるのは嬉しい。
ちなみに、ストリート用のサスペンションはサーキットにはあまり合わなかった。次回はスポーツ車高調に戻し、さらにテストして、再びアルチャレに戻ってきたいと思っている。