ハッサンの水色号/1974年式アルファロメオ GT1600ジュニア/偏愛日記 その25(所員:高桑秀典)
2023.08.18
今夏は、あちらこちらで「クルマのバッテリーが上がった」という話を耳にしますが、猛暑のときに大活躍してくれるエアコンは使用時の電力消費量が多いため、バッテリー上がりを起こす要因のひとつとなっています。風量を強くすれば強くするほど、設定温度を低くすれば低くするほど、消費電力が増えていくからです。
ちなみに、バッテリーはクルマが走っているときにはオルタネーターから充電されますが、消費電力が充電量を上回り続けるとバッテリーに蓄えられている電力がどんどん減っていきます。蓄えられた電力量を超えて放電してしまう状態をバッテリーの過放電と言い、これがバッテリー上がりと呼ばれています。
そして、昨今のクルマは暗電流も多いため、これもバッテリー上がりの要因のひとつとなっています。暗電流とは、イグニッションスイッチがオフの状態でも、各種メモリー(ECU、スマートキー、セキュリティー、ドライブレコーダー、時計など)のデータ保持のために常時流れている待機電流のことです。暗電流は常にバッテリーから供給(消費)されているので、普段あまり乗らないクルマや電装関連の不具合で多量に電流が流れてしまっている場合、バッテリー上がりを早めることになるわけです。スペシャルショップに行くと暗電流値を専用のテスターで測定してくれるので、定期的に測定しておくと安心できるでしょう。
エアコン、ECU、スマートキー、セキュリティー、ドライブレコーダー、時計などを一切装備していない水色号はバッテリーの消費電力が少ないため、過去に3年4ヶ月もバッテリーを使えたことがありました。クルマに乗る頻度や使用環境によってバッテリーの劣化具合が異なりますが、一般的にバッテリーの寿命は2~3年といわれています。メーカーや製品の良し悪しにより、もっと長く使える場合や、すぐさま上がってしまうこともあります。一度上がってしまうとバッテリーが自然回復することはないため、普段から定期的にクルマを運転し、充電させることや2~3年おきにちゃんと交換することが重要となるでしょう。
いまどきのクルマはバッテリーを消耗させるアイドリングストップ機能を無効にしてしまうという手もあるので、気になる方は【TEZZO BASE施工限定】アルファロメオジュリア/ステルヴィオアイドリングストップキャンセラー(工賃込)/販売価格: 31,944円(税込)や、【TEZZO BASE施工限定】ルノートゥインゴ アイドリングストップキャンセラー(工賃込)/販売価格: 32,780円(税込)の製品概要をチェックしてみてください。