「太田哲也的ボケ防止に有効なサーキット走行 」その2

2021.08.22

サーキット走行では、エアコンをつけるとパワーダウンするので「OFF」が常識だ。だから車内は猛烈に暑くなる。かつてのMAZDA787とかフェラーリF40GTEなどのクローズドボディのハイパワーマシンだと60度は軽く超えていた。ロードスターはそれほどではないが、夏場だと気温は35度、路面温度55度くらいだから、室内温度は40度を超える。夏は暑さとの戦いだ。

そして今年も真夏がやってきた。走行後にクルマから降りると、四つん這いになってゼーゼーハーハー。レーシングスーツを脱ぐことさえもどかしく、暫く身動きができない。

ところが周りの40~50歳代の若者(?)達はアマチュアなのにわりとケロッとしている。若いって素晴らしいね。僕は夏に強かったはずなのに、さすがに寄る年波には勝てない。

もっと体力をつけないと。そんな気持ちもあって、真夏でもサーキットに出かけていく。そして去年よりもだいぶ向上が見られる気がするよ。

その日も、茨城県地方に警戒警報が出るくらい暑い日だった。一回目の走行は午前中なのにかなり暑く、午後はしんどくなるなと思っていた。

ところが2回目の走行は、意外とラクだった。

あれ?こんなに早く暑さに身体が順応したのか! そう思ったら嬉しくなったのだった。

ところがピットに戻って気づいたのだが、エアコンが「ON」になっている!なぜだ?なぜ勝手にオンになったのか?

どうりで走行タイムが遅かった。どうりで身体がラクだったわけだ!

「なんで勝手にこのクルマはエアコンが入るんだ!」と僕が言ったら、僕の様子を見に来ていた「筑波のヌシ」稲垣メカが大笑いして「勝手には入らないだろ。ボケてんじゃねーの」と。

…まだまだ課題は多いようだ。