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様々なジャンルのアルファオーナーズによるコラム |
第一回 太田哲也 |
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第一回 太田哲也
みんなも知ってのとおり、以前の僕は166に乗っていた。外装色は黒のメタリックで、内装はタンのレザーで、いかにもイタリア的で、とても気に入っていた。
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フラッグシップだし、家族からも166の方が4ドアで便利と言われたが、あえて2ドア・スポーツにした。僕が選んだのはアルファGTだ。
新生アルファ・159やブレラもいいけど、今しばらくは、アルファ156、147、166と続いた「アルファ旧派」の最終版、GTと過ごそうと思ったのだ。
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僕の中にあるアルファ――。
人によってはうるさく感じてしまうだろうあの有機的なエンジンサウンドや、くたーっとしたあの乗り味。高速道路を走ると姿勢がゆらゆらしてぴたーっと安定しない面がある。でも、そんな独特のアルファの味に浸っているとなぜか心が和むのだ。
黒の166をやめて赤のGTにしたのは、もうそろそろ赤いスポーツカーが似合う歳かなと思ったからだ。自分の年齢を意識したとき、オヤジもオヤジなのだから、もういいだろう。
考えてみると、今まで乗ったアルファの中でレースカーは別として、普段乗りで赤がなかった。緑の164、玉虫色の166とGTV。ガンメタの156GTA。そして黒メタの166。
個人の主観の問題だけど、赤のクルマってどうも「愛車を溺愛してます。みんな見て!」と表現しているように周りから思われないか、照れくささがあった。
でもこの歳になれば、なったからこそ赤のGTがいい。その方がみんなが思う太田哲也のイメージに近いだろうし、講演に行った先で子どもたちは喜ぶし、それに年食ったらスポーツカーに乗るのがガキのころから夢だったから。
それにしてもGTはいいよね。小ぶりでとり回しがいいし、格好よいし、後席は意外にも156よりも広くてトランクも広い。この前、引っ越した事務所用に二人がけのソファを買いに行ったのだけど、後席を倒してトランクスルーにしたら、載っかっちゃったもの。感激したよ。そして何より消去法ではなく積極的に選んだ雰囲気があるのがいい。
イイ歳したオヤジが、やる気を漂わせるクルマに乗ることで、それを見た子どもたちの世代に「ああいうクルマに乗るのがかっこいいのだな」とアルファやスポーティなクルマ、ひいてはレースに興味を持たせることもできるかもしれない。そんなことも期待している。
これがフェラーリだったらちょっとこれみよがしな感じがしてしまいそうだが、アルファは人にねたまれずに子どもたちに憧れられる、ちょうどいい線にあると思う。
太田哲也
>>次回はオヤジレーサーズメンバーによるリレーコラムです。お楽しみに。
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