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不屈の精神でチャレンジし続けるふたりがゴルフGTIカップでタッグを組むことになり、それを記念してスペシャル対談が実現しました!
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太田「大変なケガだったんだね」
伊藤「10人中9人の医者は引退しなさいって言ったけど、人工関節を入れれば走れるのではないかという話になって。死ぬほどリハビリしたらバイクに乗れるようになったんです」
太田「でもさ、真ちゃんぐらいの栄光があれば絶頂期でやめるという選択肢もあったんじゃない?」
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伊藤「基本的にはレースが好きでやめられないんです。ワークスを降りて自分のチームを立ち上げたんですけど、今回メカトラブルで転倒して、それで終わったらメカも精神的に負担になるだろうし、自分もこんな形じゃ終わりたくないなって」
太田「なるほど。でも、周囲からの評価は気にならない?」
伊藤「周りには引退だと思われていたかもしれないけど、決めるのは自分。それに人の目はまったく気にならないですね。もちろん若いときより体力は落ちてますけど、8耐で連続ポールポジションをとったり、40歳でチャンピオンを取ったり、プライベートチームで8耐も勝ったりして、まだまだ走れるだろうと思ってましたから」
太田「オレの場合も、大事なのは結局もうひとりの自分にどう評価させるか、自分が納得できるかなのかなって気がする。それに、評判ではなく実力の世界だからね」
伊藤「プロの世界だから負けることもあります。もちろん負けたら人一倍悔しいですよ。だから負けないようにいろいろと考えるんです」 |

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太田「前から考えるタイプだったの?」
伊藤「ドライバーは、みんな自分が一番速いと思っているだろうけど、セッティングを煮詰めるために考えますよね。ロッシのように本当にすごい選手は世界に一人や二人。自分は才能があったわけじゃないけど、ブレーキングのタイミングやコーナーの攻め方とか突き詰めて考えると速くなる要素が見えてくる。マシンのことは誰よりも知っていると自負していますし」

太田「へぇ、意外?! 真ちゃんは、何も考えずに乗りこなしちゃうタイプに見えるけど(笑)。でも、よくわかる。俺はセッティングを詰めていくことが得意なタイプのドライバーだったから、長くプロの世界でやれていたんだと思う。ただ速いやつなら俺よりいっぱいいたからね。結局、それだけじゃ長くやれないんだよね」
伊藤「そう思います」

| 事故に遭った茂木にて、ゴルフGTIカップで見事に復活。その1週間後には、鈴鹿8耐で3位入賞を果たした |
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太田「ところで、この前、二宮清純さんにレーサーというのは恐怖心が快感になるのか?って聞かれたんだけど、それはないなって。俺の場合は、集中することで恐怖の感情が抜けていって自分がマシンのようになってた感じがする」
伊藤「僕は、最悪なことは考えるんです。いまでも、あそこで突っ込んだら死ぬなとか思います。でも、最悪はこうだろうと思えると、逆に怖さが減って操ることに集中できる」 |
太田「でもさ、ケガをしてハンデがあってもサーキットで走ることってチャレンジングなことだよね。俺はルマンで350kmで走ることよりも、草レースで走っているいまのほうがチャレンジの度合いが大きいような気がしてる。真ちゃんも、かなりチャレンジングだよね」
伊藤「自分は、バカなのかもしれないですね(笑)」
太田「だからこそ、ゴルフGTIカップを真ちゃんに乗ってほしかったんだ。チャレンジするKEEP
ON RACINGの趣旨にピッタリだよ」
伊藤「ありがとうございます」 |

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太田「ゴルフGTIカップ第3戦が復帰レースで、その1週間後に鈴鹿8耐だったわけでしょう」
伊藤「ゴルフのレースに出ていたおかげで、予選で緊張せずに済みましたよ。3位だったのは上出来だと思います。最後の10周は、もうフラフラでしたから」
太田「でもさ、二輪ですごい成績あげて、ゴルフGTIカップのようなナンバー付きレースにも出るのに躊躇する気持ちはないの? そこで負けたらイヤだなっていう変なプライドとか」
伊藤「いやぁ(笑)。太田さんのチームだし、楽しいですよ!」
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