アルファロメオにまつわる魅力的な人たちをインタビューするこのコーナー。
第1回は、アルファロメオの“顔”でもある、大人気のこの方に登場していただきます。
アルファロメオユーザーやファンなら彼女の名前や顔を見たことがあるのではないでしょうか。サラ・セレリさんはフィアットグループオートモービルズジャパンで広報本部長を務めています。
ローマ出身のサラさんの幼少時代から、日本に来日するキッカケ。アルファロメオの魅力や彼女のパーソナリティーにも迫ります。
日本の下町の風情に惹かれました
−サラさんはイタリアのどこ出身ですか?
「出身はローマです。ローマ市内から20キロほど離れた郊外で生まれ育ちました。両親の意向で、幼稚園からブリティッシュ系のインターナショナルスクールに通っていました。アリタリア航空に務めていた両親とは、小さい頃からいろんな国に旅行に行きました。イタリアには16歳までいて、高校の2年間はイギリスで過ごし、大学もイギリスで通いました」
−日本に来日することになったキッカケは?
「17歳と20歳のとき、夏休みの2ヵ月間、日本に来たんです。当時、中野に住んでいたのですが、商店街の雰囲気とか夏祭りの屋台の匂いとか大好きになったんですね。言葉はぜんぜんわからなかったけれど、近所の魚屋さん一家と親しくなって一生懸命辞書で調べて使ってみました。その後、イギリスの大学ではフランス語とビジネスを専攻しましたが、卒業後に日本での仕事を見つけて1992年に来日することになりました」
−当時はどんなお仕事をされていたんですか?
「旅行関係の仕事です。当時は、まだ21歳だったし、日本に興味があって1年ぐらい経験してみて、その後に自分が何をしたいのか考えようというぐらいの気持ちでした。その会社をやめた後、もっと日本のことを知りたいなぁと思ってね。だって、ずっとオフィスで働きづめだったから! その後、3年間ぐらい日本にいてそろそろイタリアに帰ろうかと思っていたらフィアットオートジャパン(当時)からオファーをもらって入社したんです。ちょうど1997年のことだから、今年で10年になります」
−今年で10周年ですね。おめでとうございます。ところで、日本語はどうやって勉強したんですか?
「生活しながら覚えたら使ったり、人の話をずっと聞いているとわかってくるの。でも、イタリア語、英語、フランス語とは違って日本語は文法も書くことも難しいし、発音も違う。私の場合、自然に身につけたけれど、もっと勉強していたら今頃もっと上手にしゃべれていたはず(笑)」 |
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仕事の魅力はアルファが好きな人にたくさん会えること
−サラさんは、小さい頃からクルマは好きだったんですか?
「イタリア人はみんなそうだけど、私もクルマは小さい頃から大好き。アルファロメオも好きだったし、すごく仕事はやりがいがありました」
−サラさんの好きなアルファロメオの車種は?
「オープンカーが好きだからスパイダー。風に吹かれながら大好きな日焼けもできるしね。春や夏に乗るスパイダーが一番。でも、私は渋滞が大嫌いなのね。昔、お盆中にドライブして10時間動けなかったことがあって、すごく無駄な時間だなと思ってショックを受けたの。運転が好きなのにできないのはイヤなので渋滞しそうなときは電車をチョイスします。でも、お盆中やGWって都内は空いているからドライブの穴場。原宿とか普段はクルマで行けないところを走るのが好きです」
−最近のオススメのアルファロメオは?
「159は、荷物もたくさん入るし、高級感もあって好きですね。表情も強さがあるしアグレッシブだし、かといってズルい表情もみせるクルマですよね。2001年に日本のカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた147も好きなクルマです。でも、やっぱりスパイダーが一番好きかしら」
−サラさんはアルファロメオの広報の仕事を10年間されてきて、どんな魅力を感じていますか?
「広報の仕事は、いろんな人に会える。これが一番好き。この会社にいたおかげで、たくさんのイベントもできたしプランニングやコーディネートもできました。思い出深い仕事はたくさんあります。準備をしているときは徹夜もするしお休みもなくて大変だけれど、出来上がったときの喜びや充実感は最高ですね」
−やりがいがある仕事ですね。
「もちろん繰り返しの仕事もありますよ。試乗会もそうだけど、でも同じ試乗会でも毎回クルマは変わるでしょ。すべてのクルマには、違う魂や雰囲気があるから新鮮だし、イベントもそう。だから退屈にならないの。でも逆に、自分の時間をキープするのは難しい…」
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−ところで、フィアットグループオートモービルジャパンは太田哲也選手が率いるKEEP
ON RACINGの活動に賛同し、会社としてレース活動など応援しています。最初に太田選手と会ったのは?
「彼が事故に遭う前。私が会社に入ったのが1997年だったから、その年に試乗会で会ったのが最初ですね。元気になって『クラッシュ』の映画の頃にまた会うようになりました。」 |
−サラさんは、太田選手がチャレンジしてアルファロメオを走らせて子どもたちに頑張ろう! というメッセージを伝えていることに共感してくれているんですよね。
「彼が遭った事故は凄かったじゃない。信じられないぐらいの痛みがあったと思う。時々、私は考えるんです。太田さんは、どれぐらいの痛みを抱えていたんだろうって。でも、彼はちゃんと頑張って大変な時期を乗り越えて、またレースを始めたりして、これは本当にすごいことです」
−太田選手は、アルファロメオは人間らしい生活を思い出させてくれたクルマだと言っていました。アルファって生き物みたいですよね。
「いろんな展示会とかイベントで展示すると、子どもたちが他のクルマに較べてアルファロメオに集まってくるの。すごく喜ぶんですよね。やっぱり特別な魅力があるんだと思う」
−わかります。講演会に太田選手がアルファロメオに乗っていくとみんなすごく喜ぶんですよね。
「わかる。元気になるよね」
−あと、太田選手がいろんなところで「GTいいよ」ってことを話したり書いたりしていたら、GTユーザーが増えてきました。先日は、はじめてサーキットを走った60歳の病院長が国産車からGTに乗り換えたんですよ。
「それは、すばらしい! いいね」
オフタイムは旅行とジムでストレス解消
−忙しい毎日のサラさんですが、息抜きの方法やストレス解消方法はありますか?
「ジムに行くこと。かなり頻繁に行っていますね」
−けっこう頑張りますね! 私も見習いたいです…。
「美味しく飲んだり食べたりするためにはね。あと、汗をかくとスッキリするし、走るときに自分を追い込むことも割りと好きで、あと1分頑張ろう、もうちょっと頑張ろうってやっているうちにけっこう走れちゃいますね」
−ストイックに頑張れるタイプなんですね。
「そうかなぁ(笑)」
−お酒は好きなんですか?
「人と会ったときに飲む楽しいお酒は好き。だから、ひとりではほとんど飲まないですね」
−東京もこの10年で変わりましたか?
「すっごく変わった。品川も昔はなにもなかったけど、こんなにビルがたくさん建ってしまって、オフィスから以前はレインボーブリッジが見えていたのに、いまはビルが建ってしまってほとんど見えないのは寂しいですね」
−オフはどんなんことをするんですか?
「旅行が好きです。9月以降はイベントがたくさんあるので、3日間連続でお休みがとれるのは今年最後かもしれないと思って、夏に2泊3日でバリ島に行きました。長い休みがあれば旅行に行っていますね」
−今年これからの注目ポイントを教えてください。
「イベントは9月17日に6回目のムゼオアルファロメオミーティングがあります。横浜から出発して箱根に行って次の日に大磯に行きます。スタートは横浜赤レンガ。先着100人にプレゼントをします。ぜひ、みにきてください!
※専用サイトはこちら→http://www.i-love-alfaromeo.com」
−最後に、このウェブサイトではアルファロメオの魅力やアルファロメオが好きな人たちの魅力を伝えていきたいと思っています。メッセージをお願いします。
「このウェブを読む人は、アルファロメオが好きな人たちですよね。私はね、アルファロメオが道にとまっていたり運転しているのを見ると、『きっと特別な人だわ』って思うの。アルファが好きな人って楽しい人が多いですよね。だから、もっともっとアルファロメオユーザーを増やしてみんなでアルファロメオを楽しみましょう!」
profile
1970年ローマ生まれ。16歳で渡英し高校卒業後、オックスフォード大学で学ぶ。1992年に来日し、現在はフィアットグループオートモービルズジャパン広報本部長を務める。
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インタビュー・文
隠岐麻里奈(Marina Oki)
サッカーなどを中心にしたスポーツドキュメントを得意とするスポーツライター。一般誌で著者インタビューなどの連載ももつ。現在、『Rosso』誌にて日本発のフェラーリプロジェクト「フェラーリ・ニッポン・ストラダーレ」を連載中。
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